カンボジアでのインターンを終えて、真っ先に思ったことがあります。
「これ、行く前に知りたかった。」
治安、文化、生活習慣——日本とはあらゆる面で違うカンボジア。事前情報ゼロで飛び込むのも悪くないですが、知っておくだけで現地での動き方がまったく変わることがあります。
この記事では、実際にカンボジアでインターンをした僕が「行く前に知っておけばよかった」と感じたことを10個にまとめました。これからカンボジアインターンを考えているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
1. クメール・ルージュとトゥールスレン虐殺博物館のこと【必須】
これだけは絶対に知っておいてください。知らずにカンボジアへ行くのは、正直失礼なレベルだと思っています。
1975年から1979年、カンボジアではポル・ポト率いるクメール・ルージュ政権による大虐殺が起きました。わずか4年間で、国民の約4分の1にあたる200万人近くが命を落としたと言われています。その拷問施設として使われていたのが、プノンペンにある**トゥールスレン虐殺博物館(S-21)**です。
現地に行って初めて、カンボジアという国の重さがわかります。なぜ人々がこれほど優しいのか、なぜ若い世代がこれほど前向きなのか——歴史を知ることで、すべてが繋がってきます。
インターン前に一度、トゥールスレンについて調べてみてください。現地訪問の記録はこちらの記事でも書いています。→【トゥールスレン記事へ内部リンク】
2. 貧富の差が激しい——でも「知りすぎず」現地で実感して
カンボジアは貧富の差が非常に大きい国です。プノンペンの中心部には高級ホテルやショッピングモールが立ち並ぶ一方で、少し外れると全く異なる生活風景が広がっています。
ただ、これは「知識として知っておく」程度で十分です。あまり頭でっかちに情報を詰め込みすぎると、現地で実際に見たときの衝撃や気づきが薄れてしまいます。
大事なのは、現地でその現実を自分の目で見て、肌で感じること。「知っていたけど、こんなにリアルとは思わなかった」——その感覚こそが、カンボジアインターンで得られる最大の財産のひとつです。→【貧富の差・物乞い関連記事へ内部リンク】
3. スリには本気で気をつけて
カンボジアは比較的治安が良い国ですが、スリは普通に起きます。特に観光地や市場、バイクタクシーの多いエリアは要注意です。
やっておくべき対策:
- スマホはポケットに入れない(バッグの中へ)
- バッグは体の前側に持つ
- 現金は必要な分だけ財布に入れる
- 夜の人通りの少ない路地は避ける
バイクに乗りながらバッグをひったくる手口が特に多いので、道路側にバッグを持ち歩かないことが基本です。過度に怖がる必要はありませんが、日本と同じ感覚でいるのは危険です。
4. トイレットペーパーは持参必須
これ、地味に大事です。
カンボジアのトイレ事情は日本とは全然違います。現地のトイレにはトイレットペーパーが置いていないことが多く、代わりにホース(シャワー式)が設置されているのが一般的です。
ポケットティッシュやトイレットペーパーを小さく折ったものを常にバッグに入れておくことを強くおすすめします。特に観光地や市場のトイレは要注意。これを知らずに行くと、かなり焦ります(笑)。
5. 英語が通じるのは市内だけ
プノンペンやシェムリアップの中心部では英語がほぼ通じます。レストランでも、タクシーでも、ホテルでも問題なし。でも田舎や市場、街中の屋台になると話は変わります。
地元の人が集まるローカル市場や、少し郊外に足を伸ばすと、クメール語しか通じないケースがほとんどです。Google翻訳のカメラ機能とクメール語の基本フレーズをいくつか覚えておくだけで、グッと動きやすくなります。
覚えておくと便利なクメール語:
- ありがとう:អរគុណ(オークン)
- いくら?:តម្លៃប៉ុន្មាន(タムライ ポンマン)
- これください:សូមយកអាន្នេះ(ソム ヨック アンニェ)
発音が難しくても、現地の人は笑顔で反応してくれます。
6. 物乞いは普通にいる——どう向き合うかを考えておく
カンボジアでは物乞いを見かけることが普通にあります。子ども、お年寄り、障がいのある方——観光地や市場の周辺では特に多いです。
日本にいると滅多に出会わない光景なので、最初は戸惑います。「お金を渡すべきか」「無視していいのか」——正解はないし、これは本当に難しい問題です。
ただ、事前に「自分はどう向き合うか」を少しだけ考えておくと、現地で冷静に行動できます。感情的になりすぎず、でも無感覚にもならず。カンボジアで感じたこと、考えたことをそのまま受け止める準備をしておくといいと思います。→【物乞い・貧困関連記事へ内部リンク】
7. 人はいい。でも信頼しすぎるな
カンボジアの人たちは本当に優しいです。これは本当のことで、インターン中に地元の人に助けてもらった場面は数えきれないくらいあります。
ただし、観光客をターゲットにした詐欺や悪質な客引きも存在します。
「お金がない、助けてほしい」と近づいてくる見知らぬ人、過剰なサービスを提供してあとから高額請求してくるトゥクトゥクドライバー、親切にしてきたと思ったら土産物屋に連れ込もうとする人——こういったケースは実際にあります。
現地の人を信頼すること自体は大切ですが、「善意に見えるものにも理由がある」という視点を持っておくことが、自分を守ることに繋がります。
8. 交通ルールはめちゃくちゃ
これは覚悟してください(笑)。
カンボジアの道路、特にプノンペンは交通カオスです。バイクが歩道を走る、信号無視は当たり前、逆走も普通に起きます。横断歩道があっても車は止まりません。
道路を渡るコツは**「ゆっくり、一定のペースで歩く」**こと。急に止まったり走ったりすると、車やバイクが避けられなくなります。現地の人の渡り方をよく観察して、真似するのが一番です。
レンタルバイクを借りる場合は特に注意が必要。慣れないうちは徒歩やトゥクトゥクを活用するのが無難です。
9. 水道水は絶対に飲まない——ペットボトル必須
カンボジアの水道水は飲めません。これは絶対です。
現地ではペットボトルの水が1本50〜100円程度で買えるので、常に持ち歩く習慣をつけておきましょう。コンビニやスーパー、街中の小さな売店でも普通に手に入ります。
また、氷が水道水で作られているケースもあるので、屋台のドリンクを頼むときは注意が必要です。市場や屋台でジュースを頼むと高確率で氷が入ってきます。「No ice, please.」を覚えておくだけで安心です。
お腹を壊すと現地での活動に支障が出ます。食あたり・水あたりには十分気をつけてください。
10. SIMカードは現地調達が最安——でも空港で買うな
海外でスマホを使うとき、日本でSIMを用意していく人も多いですが、カンボジアは現地でSIMを買うのが断然安いです。
プノンペンの空港を出てすぐのエリアや、市内のコンビニ・携帯ショップで簡単に購入できます。1ヶ月使い放題のデータSIMが500〜1,000円程度で手に入ります。
ただし、**空港内のショップは割高なので注意。**空港を出てから市内で買うのがベストです。
現地でGoogleマップが使えないと移動が一気に不便になります。到着初日に買っておくことを強くおすすめします。
まとめ:準備8割、あとは現地で感じるだけ
カンボジアインターン前に知っておきたいこと、10個まとめました。
- クメール・ルージュと歴史のこと(必須)
- 貧富の差は現地で実感する
- スリ対策は徹底する
- トイレットペーパーは持参
- 英語は市内だけ
- 物乞いとの向き合い方を考えておく
- 人は良いが信頼しすぎない
- 交通カオスに慣れる
- 水道水は飲まない
- SIMは現地調達
完璧に準備する必要はありません。でも知っておくだけで、現地での動き方がまったく変わります。
カンボジアは、行けば必ず何かを持ち帰れる国です。ぜひ思い切って飛び込んでみてください。
カンボジアインターンに必要な英語レベルについてはこちら→【英語レベルはどう?】 費用・準備についてはこちら→【費用は?総額いくら?】

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